言葉

言葉の選択における「間」について

昨年末〜今年頭にかけて、仕事で新潟県の企業やお店の社長にお話を伺う機会がありました。 全国的だったり、他の企業やお店にはない、そこでしか感じることができないものを提供している会社、お店ばかりでした。 家業として経営を引き継がれた方もいました…

【告知】詩人・萩原朔太郎小冊子「SAKUTARO」完成

詩人・萩原朔太郎さんの小冊子「SAKUTARO」についてです。 僕は参加していませんが(笑)。 <<< ここから >>> 先日、上毛新聞「旬の人」に載せて頂いた際に、一緒に紹介して頂いていた、 朔太郎小冊子「SAKUTARO」が遂に完成致しました!!わー!ぱち…

「感動をありがとう!」異論

「高倉健さんが文化勲章を受章された」という記事がありました。 ここから --- 日本映画界を代表する俳優として活躍している高倉健(82)が、文化勲章受章にあたってコメントを発表した。全文は次の通り。 映画俳優として58年、205本の映画に出演させ…

「芸術」を考える

フリーマガジンを作りたいなあと思っています。 クーポン券とかお店情報ではなく、 自分たちの手による絵や文章、詩、俳句、写真など、 芸術系に特化したものを。 それをするには、もう一度自分なりの「芸術」を考えなくてはいけない、と思いこれを記すこと…

予め立ち位置を設定する卑怯さについて

10月8日(火)に石破自民党幹事長がTPPに関しての記者会見を開きました。 その中で、西川TPP対策委員長「聖域関税撤廃」発言に対する言葉がありました。 「それぞれの品目を、党の会議で一つ一つ俎上(そじょう)に上げることは想定しにくい」と述べ、関税…

今日の一文

「日本国民に課せられた問題は、日本国民のみが解決し得るものであって、世界の大勢が親切に肩代わりしてくれるということはない。」 清水幾多郎 『世界』1960年5月号 どんな考え方でもいいですけど、ここから始めることは全日本国民の共通だといいですね。…

麻生氏のシンポジウムでの発言について

麻生氏の発言内容に関してではなく、 それにまつわること、その周辺について書いてみたいと思います。 まず、全文が朝日新聞デジタルにありましたので、 ちょっと長いのですが引用します。 --- ここから --- 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2…

「歩いて行ける範囲の言葉」で憲法を

マンガで読む「改憲」 福島からの避難者ら作成、ネットで反響 自民党の改憲草案を分かりやすく解説したマンガがインターネットにアップされ、アクセス数がわずか一カ月弱で五万四千件を超え、関心を呼んでいる。作成したのは、脱原発や環境問題に取り組む市…

「社会を変える」から「人間を変える」へ

「特集ワイド:続報真相 デモは社会を変えるか」 http://mainichi.jp/feature/news/20130719dde012040018000c.html 毎日新聞 7/19夕刊 が実に興味深かったです。 長いので全文は掲載しませんが、これについて少し書いてみたいと思います。 タイトルの通り…

7/14(日)東京新聞一面記事に思うこと

500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元 映画「東京物語」などで知られる小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」(一九六二年)などフィルムの劣化が進むカラー四作品を、松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが、五百年は保存できる世界…

「対話」を阻むもの

最近「対話」づいています(笑)。 それは恐らく、世の中の様々な場面において、 「対話」が難しい状況、状態への危惧であり、哀しみであり、虚しさであり、絶望に対する一つの行動のように思えます。 そして当然その世の中には僕自身も含まれます。 「お前…

「限度」の存在を知ること

「恐ろしい山」 恐ろしい山の相貌《すがた》をみた まつ暗な夜空にけむりを吹きあげてゐる おほきな蜘蛛のやうな眼《め》である。 赤くちろちろと舌をだして うみざりがにのやうに平つくばつてる。 手足をひろくのばして麓いちめんに這ひ廻つた さびしくおそ…

鎮魂

先日、知り合いが亡くなりました。 40歳という、日本人の平均寿命からみると短い人生でした。 もう数年前ですが、僕の父親も平均寿命に達することなく亡くなりました。 ただ、僕の薄情さが出ているのでしょうか、 平均寿命に達しない年齢で人が亡くなって…

非敵対的矛盾

【店内全品5倍】哲学の自然/中沢新一/國分功一郎【3000円以上送料無料】ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 哲学・思想 > その他ショップ: bookfan 1号店 楽天市場店価格: 1,728円中沢新一さんと國分功一郎さんの対談本『哲学の自然…

政治家のFacebookを考える

先日、安倍氏のFacebookの書き込みが話題になりました。 6/12付の安倍氏の書き込み ――ここから―― 「毎日新聞のコラムで元外務省の田中均氏が、安倍政権の外交政策について語っています。 このインタビューを読んで、私は11年前の官房副長官室での出来…

「「信用地に落ちた」教諭不祥事最悪ペース 」という記事タイトル

「信用地に落ちた」教諭不祥事最悪ペース 更新日時:2013年6月5日(水) AM 07:00 伊勢崎市の小学校の元教諭が児童から集めた現金を流用していた問題をはじめ、県内の小中学校で不祥事が相次いだことを受け、県教委は4日、市町村立の小中学校と特別支援学校の…

人に届く言葉

最近「人に届く言葉」に興味があります。 それは恐らく「人に届かない言葉」が世間に飛び交っていて、 それを身体中に浴びているからだろうと思います。逆説的ですが。 「人に届かない言葉」とは、 1、 相手の話を聞かない 2、 相手を言い負かそうとする …

「ごにゃごにゃ」すること

先週2回程、憲法に関する講演会、勉強会に参加する機会がありました。 講演会の方は以前より計画していたものでしたが、 勉強会の方は直前にその存在を知り出席したものでした。 勉強会に結果的に出席はしたのですが、 行こうか、行くまいか思案しました。 …

今日の一曲〜「放射能」Kraftwerk

先日来日公演を行ったクラフトワークの曲です。 もともとは1975年にリリースされたアルバム『放射能』に収録されていた曲ですが、 福島第一原子力発電所の事故のことも追加された日本語ヴァージョンも、 現在はライヴで披露されているそうです。 坂本龍一さ…

「考えること」を考える

禅問答のようですが、「考えること」とはどんなことだろう、 とぼーっと考えてみました。 答えが出なさそうだし、そんな能力もないので、 結論なんか出るはずもないのですが、 とりあえずの結論は、 「動かない」状態を作る ということで落ち着きました。 「…

昨日買った本

歴史の世界から (中公文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/05/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る この本は、丸谷才一さんが『完本日本語のために』という本の中でこんな内容のことを語っていたのがきっかけで購…

東電に対する‘言葉遣い’

もう1、2ヶ月前のことになりますが、 映画『相棒シリーズ X DAY』を観ました。 レインボーブリッジを封鎖したり、国際テロが絡んだりしない、 テレビサイズの「相棒」の趣きが良かったです。 話自体も面白く、「実は実際にあるんじゃない??」なんて、 想…

日本民族の喜びとそして哀しみと

それは小津安二郎監督の『東京物語』を観ることができることであり、 黒澤明監督の『七人の侍』を観ることができることであり、 山田洋次監督の『寅さん』シリーズを観ることができることです。 川島雄三監督の『幕末太陽伝』を観ることができることであり、…

「強いリーダー」について

「強いリーダー」と「独裁者」は同じ系列にあることは、はっきりと自覚しといた方が良いと、ふと思いました。 その二つに共通することは、 他者の言葉よりも自分の言葉を重視する=対話をしない、できない、軽視する という傾向ことだと考えます。 ここでい…

『脱け殻を抱く』 浅見恵子

人の「限界」は何で決まるのでしょうか。 スポーツとか、仕事とか、趣味といった個別のことではなく、 ‘人’そのものの限界です。 個別のものの全ての根底になる‘人’の限界。 それには「人とはどういうものなのか?」ということを 考えてみるとヒントがあるか…

「批評」のこと

世の中の至るところに「批評」は溢れていますが、 それは一体どういうものなのだろう?? というのが長年の疑問です。 音楽でも映画でも本でも、何ににも「批評」は存在します。 「この作品は一体何なのか?」を説明するのも「批評」だと思いますし、 作品に…

言葉の支配力

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100320-00000709-yom-pol 生方さんの今後を考えてみると興味深いような気がします。 今後といっても、役職がなんだとか、立場がなんだとかではなく、 今後の基本行動についてです。 生方さんの主張は、 「このままでは…

国母さん

「母国」と間違えてしまうのは修行が足りないのですね、きっと。 この話の大元が何日か前に取り上げられていたときに 「気分が悪いなあ」と思いました。 ニュースについてではなく、 国母さんに対してです。 (それからニュース自体も気分悪くなるのは常です…

朝青龍関引退について

遅ばせながら。 この人の何が罪だったんでしょうか、 と考えるとなかなか面白そうです。 暴力をふるったとかふわるわなかったとか、 局所的な罪ではなく、 この人が相撲界に与えた罪の方です。 「品格がない」とか「品格を落とした」とか、 ことあるごとにこ…

テレビのテロップ

知らぬ間にあった、という感じがしますが、もう10年くらい(それ以上??)前からよく見かけるようになったのでしょうか、テレビのテロップ。 「めちゃイケ」が一番最初だった、というなことを聞いたことがあるような、ないようなですが、今ではバラエティ番…