2014-01-01から1年間の記事一覧

第47回衆院選からみる近未来2

前回の続きになります。 http://d.hatena.ne.jp/narumasa_2929/20141226/1419525633 2、低投票率と安倍内閣 前回は平成24年の衆院選の年齢別投票率を使い、「若者の投票率は低い」「50歳以上の投票率は高い」といった「傾向」ではなく、「若者にも、50歳以…

第47回衆院選からみる近未来1

1、「傾向」ではなく「実態」を 先日行われた第47回衆議院議員選挙の投票率が52.66%という数字であり、どの報道でもまずこの数字がトピックとして扱われていました。 戦後最低の数字だったわけです。 前回、平成24年の衆議院議員選挙のそれが59.32%であった…

原発関連テレビ番組紹介

本日12/21(日)に原発関連のテレビ番組が2つあります。 どちらも興味深いものです。 NHKスペシャル メルトダウン File.5「知られざる大量放出」2014年12月21日(日) 21時15分〜22時15分 福島第一原発の事故の真相に迫るシリーズ「メルトダウン」。今回は…

第47回衆議院議員選挙結果データ

昨日投開票が行われた第47回衆議院議員選挙から感じたことをまとめるにあたり、 参考となりそうなデータを書き出したいと思います。 まだ詳細が出ていないデータもありますが、これらを参考にしてまとめたものを書ければと思います。 新たなデータを確認でき…

今日の一作 〜 映画『FURY』

※ネタバレあり※お詫び :以前☆をいただいたのですが、操作ミスで☆を消してしまいました。 せっかくいただいたのに、すみません! 「戦争映画」ではない デヴィッド・エアー監督、ブラッド・ピット主演の映画です。 ストーリーは極めてシンプルです。 「とき…

歴史に学び、歴史になる

先日、斎藤隆夫を取り上げたテレビ番組を観ました。 斎藤隆夫とは、反軍演説で歴史に名を残す戦前〜戦後の政治家です。 1912年(大正元年)〜1949年(昭和24年)の間、当選13回の衆議院議員でした。(落選は一度) 亡くなったのが1949年でしたので、政治家と…

断コミュニケーション

「優子さんを元気づけて、みんなで気持ちをひとつにして頑張ろうとずっと女性部大会を続けてきた。それがあんな誤った報道で悔しい。優子さんにとってはタイミングが悪い選挙。いろいろ書かれると思いますが、報道になんか負けません」 ここの優子さんは、恐…

小渕優子氏衆議院議員選挙出馬を考える

僕は小渕優子氏の選挙区に住む有権者です。 今回の小渕氏の出馬には、かなりかなり(×10,000)の人が「おかしい」と思っているのではないでしょうか。僕も当然そうおもっています。 当たり前すぎてあまり相手にもされていないので、選挙区有権者の責任として…

追悼・菅原文太さん

11/28(金)に菅原文太さんが亡くなったことが本日報道されました。 高倉健さんに続く日本映画のスターが亡くなりとても悲しく思います。 僕は役者の演技の善し悪しがはっきりとは分かりません。 とても知りたいと思っているのですが。 そんな僕に菅原文太さ…

今日の一冊 〜『三酔人経綸問答』中江兆民

明治期に活躍した中江兆民の代表的著作が、『三酔人経綸問答』です。 中江兆民と聞くとどのような印象をもつでしょうか? 「ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』を翻訳し、紹介した´東洋のルソー´」 「自由民権運動の理論的指導者」 「社会主義者・幸…

衆議院議員選挙参考資料

衆議院議員選挙の参考資料になります。 安倍政権になってから現在まで約2年間の様々な状況の変化を確認できると思います。 分りやすくまとめられた資料だと思いますので、ご参考にしてください。 ※ 画像はクリックすると拡大できます。 数字でみる2年間の変…

次期衆議院議員選挙について

本日の記者会見で安倍首相は、衆議院の解散と、12/14投開票での選挙を発表しました。 すでに既成事実かのように語られて久しい感のある昨今において、何の驚きもなく報道を見ました。 言うこともだいたい予想がついたのでろくに見ずに、野球をみながら健さん…

「謝罪」について考える

司馬遼太郎さんの対談集が面白いです。 文春文庫で、全10巻で発行されています。 関川夏央さんが監修をしていて、宗教、戦争、日本のはじまり、日本語、日本文明など、それぞれの巻にテーマが設けられています。 それらテーマを語る対談相手が、山折哲雄さん…

(直前ですが)宇沢弘文さん番組

※視聴後の追記あり。 先日亡くなられた経済学者・宇沢弘文さんの番組が、11/16(日)午前0:00〜2:57(11/15深夜)にEテレで放送されます。 内容は下記のとおりです。 世界的に知られた理論経済学者・宇沢弘文さんが今年9月に亡くなった。その逝去を悼み、宇…

こんなもんです

山本一太氏ブログ「解散総選挙に大義あり!」 http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2014-11-12 なんかすごいこと言っています。 「党利党略の選挙ではないか?」「大義名分があるのか?」などと言う人もいるが、ピント外れの指摘だ。 ごちゃごちゃと細かい理屈…

今日の一作〜 映画『ここに泉あり』 その2

前回映画館のことだけで終わってしまったので、今回は映画についてです。 高崎電気館のオープン企画で『ここに泉あり』が無料上映されました。なぜにこの映画がオープン企画という重要であろう役割をあてられたかといえば、それは一にも二にも『ここに泉あり…

今日の一作 〜映画『ここに泉あり』 その1

高崎市に1914年に営業を開始した「高崎電気館」という映画館がありました。 名称からも時代を感じさせますが、(「電気ブラン」というお酒もありますが、明治、大正時代では、「電気」という言葉が‘ハイカラ’なものの象徴だったようです) 第一次世界大戦、…

「イノベーション」と「ニーズ」

2014年5月6日にOECD閣僚理事会で行われた安倍首相の基調演説を抜粋したものが下記になります。 全体的には、 「経済を発展させましょう。アベノミクスはそれに貢献しています。イノベーションを促進させ、社会のニーズに応え、女性を活用することでさらなる…

2013ドラフト指名選手の成績(パ・リーグ)

昨日のセ・リーグに続いて、本日はパ・リーグです。 2013年ドラフトで指名された選手の今年の成績になります。 昨日と同様の注意事項です。1、僕の基準で評価 2、あくまで2014年の成績であって、2013年ドラフトの成功、失敗をはかるものではない。 例) 長…

2013ドラフト指名選手の成績(セ・リーグ)

今年のドラフト会議が明日10/23(木)となりましたので、 2013年のドラフト指名&入団した選手(2014年新人)の成績はどんなものだったのか、 というのを確認しておきたく調べてみました。 今日はセ・リーグ編です。 注意事項として(笑)、 1、僕の基準で…

今日の一作 〜 映画『柘榴坂の仇討ち』

※ネタバレあり 江戸時代から明治時代に移り変わるタイミングを背景にした浅田次郎原作の物語である。タイトルの「柘榴坂」は、東京都港区高輪三丁目と四丁目の境界に存在する坂とのことで、この映画を観て初めて知った。江戸時代には北側が薩摩藩島津家下屋…

今日の一作 〜 映画『ふしぎな岬の物語』

「朝起きて魚を獲って、市場で売って、午後にコーヒーを飲んで、次の日の漁の準備をして、寝るだけ」 江戸時代に生きた人々は、現代から見て幸せだったのだと思う。僕は江戸時代の研究者でも、特別な知識をもつ者でもないが、現代に生きる者たちが感じる「不…

「大学脅迫事件と最近の安倍政権の動向との関わりについて」

英新聞「ガーディアン」の10/13付記事です。 お題は「大学脅迫事件と最近の安倍政権の動向との関わりについて」です。 朝日新聞の従軍慰安婦誤報に関する北星学園大学と帝塚山学院大への脅迫についての指摘がなされています。 また、それについて安倍内閣と…

人種差別批評で海外ジャーナリズムに遅れる日本メディア

先月、日本外国人特派員協会であった山谷氏の会見の報道について、 海外メディアと日本メディアの比較を取り上げた文章を拙訳したものになります。 人種差別報道についての考え方、右翼団体と政治家についてなど、 参考になる部分があります。 本文でもあり…

日米ガイドライン改定の中間報告

自衛隊の米軍支援拡大 ガイドライン改定で中間報告 日米両政府は8日、自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の改定に向けた中間報告をまとめた。米艦の防護など自衛隊の米軍支援を拡大。朝鮮半島有事の日米協力を想定し…

今日の一作 〜 映画『ジャージー・ボーイズ』

※ネタバレあり クリント・イーストウッド監督の作品です。監督としては35作目の作品となるようで、「そんなに撮っていたのか!」という驚きが正直なところです。1971年の『恐怖のメロディ』が初監督作品だったようで、40年以上前から映画を撮っていたのです…

「私戦予備及び陰謀罪」と「共謀罪」

張り紙で募集していたというのがすごいですね。 今回事情聴取を受けているという26歳の方のインタビューをテレビでみましたが、 特に信仰についての想いや考えはないようですね。 「日本にいても1、2年のうちには自殺するので、死ぬことはどうとも思わない…

集団的自衛権と特定秘密保護法

集団的自衛権と特定秘密保護法の関連についてです。 これを読むと、特定秘密保護法は集団的自衛権容認の露払い的法律であったことがよくわかります。 当然ここには、武器輸出三原則の緩和である防衛装備移転三原則(しかし何度見てもひどい名称だ)も絡んで…

「朝日慰安婦報道に関する自民党・国際情報検討委員会の決議」

朝日新聞の従軍慰安婦問題に関する誤報についての自民党の決議が9月19日に出されました。半月ほど前の話ですが、重要なことだと思いますので、取り上げたいと思います。「世界の潮流」というものを頭に入れて読みたい内容です。 「朝日慰安婦報道に関する自…

芸術の役割

芸術とは一体どのようなものなのでしょうか? それは、作り手にとっての芸術ではなく、受け手にとってのそれという意味で。 芸術には、文学、絵画、音楽、写真など、様々な形態があります。それら全てに共通する芸術の役割とは一体どのようなものなのでしょ…