2015-01-01から1年間の記事一覧

フリーマガジン完成

この半年ほど、個人でフリーマガジンを作っていました。 本の名称は『ARTIFE』(アータイフ)といいます。アーティフではありません(笑)。 当初の発行予定よりも遅れてしまったのですが、何とか完成させることができました。 テーマは「芸術」です。 とい…

浮く言葉

本日、安倍談話といわれるものが発表されました。 18:00からの発表がはじまるとのことで、テレビで観ていました。 テレビ朝日で観ていたのですが、途中でCMが入ったりしたのでNHKに切り替えました。 局で内容がかわったら面白いですね。 正直内容には興味あ…

今日の一作 〜 映画『日本のいちばん長い日』

※ ネタバレあり ここのところ、『野火』、『グローリー』と立て続けに素敵な映画を観ましたが、この作品もその流れに十分入る映画です。 「このタイミングだし観ておこう」くらいで観に行ったのですが、いやはや驚きました。 実に素晴らしい映画で。日本の戦…

もうすぐ終わるんじゃないでしょうか

第二次安倍政権の特徴をあげるなら、「不祥事への対処が早いこと」ということもその一つだと思います。 麻生氏のナチス発言、安倍氏の国会での野次発言など、火の手が大きくなる前に「○○○とすれば、申し訳ございません」というエセ謝罪でもってやり過ごして…

アメリカの国防予算の中にはすでに日本の防衛計画が組み込まれている

2、3日前でしょうか、ツイッターで話題になっていた星条旗新聞の記事の拙訳になります。 調べてみたら、記事自体は今年の5月13日のもので新しいものではありません。 内容も安保法制が国会審議に入る前のもので、さして目新しいものはありませんが、 アメリ…

「戦争」はすでにはじまっている

昨日、津田青楓という画家の「犠牲者」という作品を観ました。 このような説明が加えられていました。 この作品は、1933年(昭和8年)の小説家小林多喜二(1903−1933)の虐殺に触発されて描かれたものです。津田は、「十字架のキリスト像にも匹敵するような…

アメリカ軍海兵隊の将校へのインタビュー記事

「百田尚樹氏が「本気でつぶれたらいい」と語る沖縄の新聞を米軍はどう思っているのか?海兵隊将校に聞いた」 という元NHKアナウンサーの堀潤さんによるインタビュー記事がありました。 百田氏云々は別にして、沖縄にいる米海兵隊の将校、ルーク・クーパー氏…

「文化芸術懇話会」での発言について

昨夜報道された自民党の「文化芸術懇話会」という会合に関してです。 この会合で自民党議員、作家の百田尚樹氏の発言が報道のメインです。 まずはその報道から。 自民党:安保法案で報道批判続出…改憲派の勉強会 安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人…

沖縄全戦没者追悼式で罵倒された安倍晋三首相

6/23に行われた沖縄全戦没者追悼式において、安倍氏が沖縄の方に怒鳴られたことが英国BBCによって報じられていました。 拙訳になります。 沖縄全戦没者追悼式で罵倒された安倍晋三首相 日本の首相である安倍晋三は沖縄戦70回目の記念式典でヤジられた 安倍氏…

「集団的自衛権行使と日本国憲法」のオススメ番組

TBSラジオ「Session22」という番組に、長谷部恭男早稲田大学教授が出演し、「集団的自衛権行使と憲法」について話をされていました。 2015年06月09日(火)「安保法案は違憲!?渦中の憲法学者・長谷部恭男教授に訊く」(証言モード) ■テーマ 自民党推薦の憲…

衆院憲法審査会の「違憲」判断がもたらしたもの

先週の木曜日に衆院憲法審査会において、自民、公明、次世代推薦の長谷部恭男早稲田大教授、民主推薦の小林節慶応大名誉教授、維新推薦の笹田栄司早稲田大教授のお三方が、「集団的自衛権行使は違憲である」という発言をされたことは大きなニュースとなりま…

フィリピンと議論「訪問軍協定」

比大統領、自衛隊の基地利用に期待感 中国を牽制か フィリピンのアキノ大統領は5日、自衛隊が将来、南シナ海で活動する場合を想定し、給油などのために自衛隊がフィリピン軍の基地を使うことを認める「訪問軍協定」の締結に向けた議論を始めたい意向を示し…

「憲法を法案にあわせる」政党

参考人揃って「憲法違反」 身内“墓穴”に野党攻勢(06/05 11:49) 安保法制を巡り、手痛い失点です。衆議院の憲法審査会で、民主党と維新の党がそれぞれ推薦した参考人は憲法違反と明言しました。さらに、自民党などが推薦した参考人も「外国の武力行使と一体化…

憲法審議会における「違憲」評価

安保法案 参考人全員「違憲」 衆院憲法審 与党推薦含む3氏 衆院憲法審査会は四日午前、憲法を専門とする有識者三人を招いて参考人質疑を行った。いずれの参考人も、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について「憲法違反」と…

「自衛隊の過酷な実態」

本日22:00〜24:00、TBSラジオ「Session22」のテーマは、 「自衛隊の過酷な実態」についてです。 ■テーマ 海外に派遣された自衛隊員54人が自殺していたことが明らかに。 自衛官が直面するストレス、いじめ、過酷な実態を考える ■スタジオゲスト ジャーナリス…

ちょっと興味深かった話

先日、仕事でレストランに伺う機会がありました。 そのレストランは、2000年から営業を開始し、今年で16年目とのことでした。 材料にこだわっていて、料理の味もとても良く評判のお店なのですが、 ここのところ経営状況に変化があったそうです。 経営状況と…

「思考がネット化している」

「思考がネット化している」 先日ラジオから流れてきて気になった言葉です。 この言葉の主は、日刊ゲンダイ社長の下桐治氏。 新聞とインターネット上の情報について話しているときに出てきた言葉で、ハッとさせられました。 「思考自体、思考方法そのものが…

古本市で本を買う

5月17日の日曜日、前橋市の敷島公園で「敷島。本の森」ブックマルシェという古本市に行ってきました。 フリッツ・アートセンターという素敵な絵本屋さんが中心になって開催しているイベントです。 古本市の他にも、哲学者・内山節さんの哲学塾や萩原朔太郎記…

安保法制記者会見について

5月14日に行われた安保法制に関する安倍氏の記者会見の内容について考えてみました。 気になった部分に個別に疑問などを差し込んでいます。(赤字部分) 11こも法案があって、正直頭がごちゃごちゃしています。 理解不足の点もありますので、誤り等ありまし…

安倍氏、米議会演説について思うこと〜その2

ポエムの代償 ※安倍氏演説全文 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150430/k10010065271000.html 4月29日に行われた安倍氏のアメリカ議会演説の感想を問われた内田樹氏は、「ポエムのようだった」という言葉でそれを評していました。 ポエム。 単純に日本語…

安倍氏、米議会演説について思うこと〜その1

「国誉め」演説 安倍氏の演説全文を読んでの感想は、「国誉め演説である」というものです。 「国誉め」とは、 都を誉めそやすことによって、都の持っておる霊的な力を増幅させる 『呪の思想』P234 白川静、梅原猛著 平凡社ライブラリー ことです。土地を誉め…

治安維持法当事者の証言

TBSラジオで『Session22』という番組があります。 荻上チキさんがパーソナリティーを務めるニュース探求番組です。 ↓ホームページの番組紹介↓ 発信型ニュース・プロジェクト〜日本の新しい民主主義のためのプラットフォーム〜 様々な形でのリスナーの皆さん…

安全保障関連法案を「知ること」

本日、安全保障関連法案についての会合があり、そこで政府が自民、公明党に見解を示し、 両党はそれを了承し、それにより与党協議が決着したとのことです。 5月14日か15日に閣議決定、その後国会提出というスケジュールを予定しているようです。 昨年7月1日…

本と人との出会い方〜『君自身の哲学へ』小林康夫

「出会い」は豊かな萌芽を内包している、と僕は信じたい。 本と人の「出会い」にもきっとそれがあるはず、と僕は思いたい。 君自身の哲学へ作者: 小林康夫出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2015/03/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ…

爆笑問題「桜を見る会」批判から日本人性を思う

爆問太田、首相主催の「桜を見る会」で満面の笑み 「安倍バカ発言」を「手のひら返し」と批判の声 安倍晋三首相(60)が主催する「桜を見る会」が2015年4月18日、東京・新宿御苑で行われた。各界の著名人ら約1万5000人が招待され、その中にはお笑いコンビ「…

自民党、だいじょうぶか?

自民がテレ朝・NHK幹部聴取 BPO申し立て検討も 自民党の情報通信戦略調査会(会長=川崎二郎・元厚生労働相)は17日、番組内容に問題があったとしてテレビ朝日とNHKの幹部から事情聴取を行った。自民は、テレ朝の社内検証が不十分だと判断した場…

「コミュニケーション」を変えちゃおう

東京新聞朝刊の土曜日版に「考える広場」というコーナーがあります。 「大学」「学び」「マタハラ」「パワハラ」など、単一のテーマについて3人の識者(この言葉どうにも好きではないのですが、他の言葉が思いつかないのがもどかしいです)のそれぞれの意見…

本と人との出会い方〜『明治大正史 世相篇』柳田國男

「出会い」は豊かな萌芽を内包している、と僕は信じたい。 本と人の「出会い」にもきっとそれがあるはず、と僕は思いたい。 明治大正史 世相篇 上 (講談社学術文庫 10)作者: 柳田国男出版社/メーカー: 講談社発売日: 1976/06メディア: 文庫 クリック: 1回こ…

「個人」であれ〜同志社大学総長祝辞より

先月20日に行われた同志社大学卒業式における総長の祝辞が素敵な内容でしたのでご紹介します。 2014年度同志社大学卒業式祝辞(2015年3月20日) 同志社総長 大谷 實 一言、お祝いの挨拶を申し上げます。 皆さん、同志社大学のご卒業、また、大学院のご修了、…

今日の一作 〜 映画『SHOAH』

「ショア」と読みます。 まずこの映画の特徴をいくつか列挙します。 1、 映画全編で9時間27分 2、 インタビュー、風景映像のみで構成。音楽、ナレーション、一人語りなどは一切なし 3、 予備調査14カ国、350時間に及ぶ撮影 4、 1974年から撮影をはじめ、…