あなたが認めなかろうが関係ない
統計不正で首相「雇用・所得改善、判断変えず」 参院代表質問
安倍晋三首相は1日の参院本会議の代表質問で、毎月勤労統計の不正調査問題の影響で2018年1~11月の賃金の伸び率が変更されたことについて「それほど大きな影響を受けていない。雇用・所得環境が着実に改善しているとの判断に変更はない」と強調した。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「(統計不正で)アベノミクスを実態より大きく見せようとした」と追及。首相は「(問題になっている)数値のみを示して『アベノミクスの成果だ』と強調したことはない。この数値のみを使って雇用・所得動向を判断しているわけではない」と改めて反論した。根本匠厚生労働相の更迭については「(統計不正の)事案を把握した後、必要な指示を行いつつ全力で対応してきた」と重ねて拒否した。
政府は、過少給付だった雇用保険などを現在受給している人への追加給付を3月中から始める方針。首相は本会議で、過去の受給者に対する追加給付の見通しについて「システム改修の準備を進めており、速やかに国民にスケジュールを示す」と説明した。【松倉佑輔】
別に安倍氏が「関係ない」と言おうが、言うまいがそんなことは関係ありません。
この人の判断によって経済が動いているわけでも、人の賃金が決まっているものでもありませんし。
このグラフ作成は弁護士の明石順平さん(『アベノミクスによろしく』著者)によるものです。
このグラフが正確なものなのかどうか、は僕にはそれこそ判断しかねるものですが、
「同日の野党合同ヒアリングで、統計問題に詳しい明石順平弁護士による試算を野党が提示。厚労省の屋敷次郎大臣官房参事官は「(厚労省が試算した場合も)同じような数字が出ると予想される」と認めた。」
ということを考慮すると、おおよそ正確なものなのだろうと思います。
安倍氏の「判断」どうこうではなく、このグラフという「事実」を世に問うていき、国民が「判断」をすればいいだけの話です。
安倍氏が「認めないから事実ではない」のではなく、事実はもうあるのです。その事実で問えばいい。