今日買った本



鶴見俊輔さんの書かれたものはいつか読まねば、
と思い続けて本日。
やっと買うタイミングになりました。
なぜ鶴見さんの作品の中でこの本を選んだかと言えば、
単純なものですが、それがなかか大きい。
さらにタイトルです。
「身ぶりとしての抵抗」
その言葉にぐっときました。


とても‘身体的’な言葉として僕の中に入ってきました。
最近この‘身体的’という言葉であり、考えに凝っています。
要は「自分の身体の届く範囲で生活、思考しなさいよ」ということなのですが、
それにこの本のタイトルがとても近いとこにあるように感じました。


昨今‘つながる’という言葉をよく耳にします。
SNSがその原因なのでしょうが、僕にはなんとも胡散臭く感じられてしょうがないのです。
その理由は、そこには‘身体性’がないからです。
その担保がないものは胡散臭い。
手が届く人、モノしか、僕は信じようと思わないし、特に必要にも感じられません。
自分の身体が届く範囲、交友関係の中で生きることが、まさに身の丈にあってるのです。


そんな僕にとって、
「身ぶりとしての抵抗」という言葉はぐっとくるのです。
身ぶり、という自分の視界の中で確認できる=自分の身体が届く範囲にとても安心を感じます。


鶴見さんの書かれたものに触れるタイミングになったことを嬉しく思います。



山田風太郎さんの傑作小説です。
帯の
「これほど見事に日本近代化の陣痛を描出した作品はない」森村誠一
これにヤられました。
見事な帯文句ですね。
僕の帯歴No.1です。


異形の王権 (平凡社ライブラリー)

異形の王権 (平凡社ライブラリー)


網野善彦さんの代表作だと思います。
これもタイトルがすっごく良いですね〜。
何が書いてあるのかわからないけど(笑)、
ワクワクするタイトルです。
ファンタジーのような雰囲気も感じます。
このタイトルの映画があったら、そう感じると思います。
ロード・オブ・ザ・リングス 〜異形の王権〜』みたいな(笑)。
多分内容は違うけど、楽しみ。