今日の一作 〜 映画『ラブリー・ボーン』

昨日は近所のシネコンさんが、
「毎月30日は1000円鑑賞デー」でした。
チケット売り場はすごい行列でした。
たぶん、群馬県民総出だったことでしょう。


そんな行列を横目に予約カウンターに行ったら、
そこも行列。ぎゃふん!


ちょっと遅れて劇場に入りました。
僕は映画本編が始まる前のCMが大好きなので、
少し見逃してしまい残念でした。


この映画の興味の発端は、何といってもピーター・ジャクソン監督です。
僕がこよなく愛する映画『ロード・オブ・ザ・リングス』の監督です。
一度好きになると無条件に涎を垂らしながらついていく僕の性質として、
ピーター・ジャクソン監督となれば、1週間霞を食べてでも観にいきます。
(そんなに映画は高くない)


前情報の『ラブリー・ボーン』は、14歳で殺された女の子の死後の世界の話、
くらいのものでした。
ロード・オブ・ザ・リングス』という大河ドラマに比較すると、
真逆のようなミニマム作品という印象でしたが、
逆にそこにそそられました。


本当に、本当に素敵な映画でした。


観終わってまず感じたことは、とっても清々しい、でした。
ホッとしたでもなく、温かい気持ちになったでもなく、
やさしい気持ちになれたでもなく、
それらの狭間にできる小さな空間、それを「清々しい」という言葉で
表現したつもりですが、いづれにせよ、陽性の気持ちであることに間違いないです。


詳しく内容には触れませんが、
アバター』を観終わった後とは真逆の陽性の感情が自分の中を満たし、
それはその後の行動に温かい影響をもたらす類のものだと思います。


ロード・オブ・ザ・リングス』ともある点で繋がっていると僕は感じました。
その舞台はまるで違うけど、
ピーター・ジャクソン監督が大切にしている核が見えたような気がして、
涙がでる思いでした。


また観にいきたいです。