大飯原発の再稼働 16日決定へ(だいぶ前に書いたもの)


この話に登場する人はみな口を揃えて
「安全性は確認できました」
と言います。続けて
「だから再稼働は問題ありません」
と。


福島第一原子力発電所の事故が僕たちに突きつけたことは


福島第一原子力発電所は安全性に不備がありました。
 原発はちゃんと管理しなくてはいけません。
 安全性をしっかり確認して運用しましょう。
 (安全性が確保されていれば問題ありません)」


といったことだったのでしょうか。


事故より1年以上経った今、そしてこれから何十年も続く廃炉への時間。


恐らく福島第一原子力発電所の事故によって、
多くの人が感じたことは
原発は安全性を確保しなくてはいけない」
といった‘わたしたちの側’のことではない。
そうではなく、
原発は人間の手に負えるものではない」
という‘わたしたちの外’のことではないでしょうか。
少なくとも僕はそう感じました。


その先は、
「人間の手に負えないものを、手に負えるものにするには?」
というえらい積極的な‘やり手’が考えそうなことには僕は興味がありません。
「人間の手に負えないものを目の前にいかにふるまうか」
といったあたふた感のある課題に僕は興味があります。


いかに腰を抜かし、いかに涙を流し、いかに呆然とし、
いかに敬い、そして、いかに祈るか。



「手に負えないものを前にしていかにふるまうか。」
為政者にとってそんなことはどうでもいいのかもしれません。


Primal Scream 「Kill all Hippies」

You got the money, I got the soul
You got the money, I got the soul
You got the money, I got the soul
I can't be bought, I can't be owned


You got the money, I got the soul
You got the money, I got the soul
I can't be bought, I can't be owned
You got the money, I got the soul


You got the money, you got the money
You got the money, got the soul
I got the soul, I got the soul
I got the soul, I got the soul